リビングにラグを敷いて心地よい空間へ

リビングにラグを敷いて心地よい空間へ

リビングは家族が集まり、ゆっくりとくつろぐための大切な空間。その中心に敷かれるラグは、快適さや部屋の印象を大きく左右する重要なアイテムです。今回はリビングラグのメリットと選び方についてご紹介。


リビングラグの効果

快適性のアップ

フローリングやタイルなど硬くて冷たい床材は、直接座ったり、寝転んだりする際に身体への負担や冷えを感じさせがちです。
ラグを敷くことで、よりリラックスできる状態を生み出します。また、冬場は床からの冷気を遮断し、室内全体の体感温度を数度上げる役割を果たすため、温もりある空間を演出できます。

空間のメリハリ

ラグは「視覚的な仕切り」として活躍します。オープンプランの住宅では、ラグを敷くことで特定のエリアを強調し、リビングスペースの目的や機能をわかりやすく提示。
この空間分割は、家族やゲストが自然と「ここでゆったり過ごせる」と感じる心理的効果をもたらし、部屋全体にメリハリを生み出します。

インテリアのアクセント

ラグは、インテリアデザインの重要な要素です。
色、柄、素材感を選ぶことで、その部屋ならではの「個性」や「テーマ」を生み出します。例えば、淡いトーンのラグでリビングを明るく柔和な雰囲気に整えたり、深みのあるカラートーンやヴィンテージ調のデザインで、空間に重厚感や奥行きを演出できます。
リビングがくつろげる場所だという印象を強化します。

安全性

小さなお子さんや高齢の方がいる家庭では、転倒への心配がつきもの。ラグは万が一の転倒時に衝撃を和らげる「緩衝材」として機能します。また、この効果はペットにとっても大きなメリットです。ツルツルとしたフローリングは、特に年齢を重ねた犬や猫の関節に負担をかけがち。
ラグがあれば、足を滑らせるリスクが減り、関節に優しい歩行が可能になります。滑り止めシートを活用すれば、さらに安全性と安心感が高まります。


リビングラグの選び方

お部屋の広さ別

▶︎小さめのリビング(6〜8畳程度)
コンパクトなラグがおすすめ。ソファの前に敷ける120×180cmや140×200cmサイズのラグを選ぶと、圧迫感がなくスッキリとまとまります。

▶︎中くらいのリビング(10〜12畳程度)
広めのラグを選んで、ソファやテーブルをラグの上に全て収めるレイアウトが◎。200×250cm程度が目安です。

▶︎大きめのリビング(15畳以上)
ラグをメインのアクセントとして活用。大判の240×300cmサイズを選び、ラグの上で家具の配置や空間を分けることがポイントです。

床色に合わせる

リビングにおいてラグの見える面積は広くなりがちです。
そのため、ラグの色味によって、リビングの印象を大きく左右します。
寒色系、暖色系などの色相も大事ですが、印象を大きく左右するのは、彩度。ベージュや淡いグレーなどの淡いトーンを選ぶと、リビングは柔らかい雰囲気となります。一方、華やかな印象に仕上げたい方は、彩度の高い色を大胆に取り入れるのもおすすめ。

インテリアスタイル別

▶︎北欧スタイル
明るい色調やナチュラル素材の家具に合わせて、ベージュやライトグレーのシンプルなラグを選ぶと自然に馴染みます。

▶︎モダンスタイル
ダークトーンのインテリアには、ネイビーやチャコールグレーなどシックな色合いのラグがおすすめ。幾何学模様や無地で統一感を持たせましょう。

▶︎ヴィンテージスタイル
深い赤やブルーのヴィンテージラグは、アンティーク家具や木目調のインテリアと好相性です。ラグのデザインが主役になります。


リビングラグのレイアウト

レイアウト1. Large 幅210cm〜

レイアウト2. Medium 〜幅200cm

レイアウト1.
ソファとコーヒーテーブルのセット全てが、リビングラグに全て収まるようにします。
このレイアウトは海外で日常的で、リビングエリアを強調し、空間に一体感を持たせる点が魅力です。

レイアウト2.
コーヒーテーブルの下にしっかり収まるサイズのラグを選び、ソファ前に敷きます。
くつろぐ場所としてスペースが確立し、集まりやすい場所が出来上がります。

レイアウト3.
一人掛け用のソファや椅子の足もとに小さなラグを敷き、くつろげるスペースを作ります。
部屋の中に個別の空間を作り、アクセントエリアができます。


リビングラグで充実した空間作りへ

リビングラグは、単なるインテリアアイテム以上の存在です。デザインや素材、配置の工夫次第で、部屋の雰囲気を大きく変えるだけでなく、快適性や機能性も向上します。

一枚のラグが、リビングを心地よい空間へと変えるきっかけになるかもしれません。
お気に入りをぜひ見つけてみては。