自宅で仕事をする時間が増え、ワークスペースを居心地の良い場所にしたいときに取り入れたいのが“ラグ”です。
ラグは、空間に温かみを与え、実用的な効果も発揮してくれるアイテムです。例えば彩り豊かなラグを敷けばシンプルなデスク周りが一気におしゃれに。この記事では、ワークスペースに取り入れるべきラグの魅力やレイアウト例についてご紹介します。
ワークスペースにラグを敷く意味
ラグは空間の印象を決める重要なピースです。
作業しやすい空間を作り上げるだけでなく、アイデアに閃くこともあります。
なぜなら私たちは目から情報を取り入れがちで、そこからインスピレーションを得ることがあるからです。
これはラグのデザインやカラーとも関係があります。
色は心理的な影響を持ち、ラグの色を選ぶことで気分や集中力に影響を与えることができます。
例えば、青や緑は落ち着きと集中を促し、黄色やオレンジはクリエイティビティを刺激します。
明るい色は活気を、深い色は落ち着きをもたらし、良い作業環境を作る要素ともいえるでしょう。
そこにどこかあなたらしさがわかるようなデザインや色味をいれると、お気に入りのスペースにもなります。
作業環境に対する満足感を得られれば、働くモチベーションも上がりますね。
ワークスペースラグの魅力
心地よさ
在宅ワークのために椅子とデスクを揃え、環境を整えたはずなのに、なぜか集中できないことがあります。
そんなときには、足元にラグを敷くことで、快適な空間づくりを目指してみましょう。
柔らかなファブリックが足に触れると、心地よさがプラスされ、自然とリラックスした状態で作業に向き合えます。また、冬場には床からの冷気を和らげてくれるので、寒さに悩まされることなく快適に作業を続けられるでしょう。
さらに、固い床の上で長時間作業をしていると、足や腰に負担がかかりがちですが、ラグがその衝撃を吸収してくれるため、体への負担も軽減されます。足元の快適さが整えば、作業効率もアップし、一日の仕事がよりスムーズに進むかもしれません。
心地よい空間は、あなたの集中力と作業の質を引き出す大切なポイントです。
傷・騒音防止
椅子を出し入れするたびに、床に摩擦が生じて傷がついてしまうことがあります。特に古い家では、床材が剥がれてしまうことも。また、キャスターや椅子を動かす際の音は意外と響きやすく、フローリングの床ではその音が階下に伝わりやすいのが難点です。そんな問題を解消するには、デスク周りにラグを敷くのがおすすめです。ラグがクッションの役割を果たし、床を保護すると同時に騒音も軽減してくれます。快適さだけでなく、住まいの環境への配慮としても役立つアイテムです。
ゾーニング効果
広いリビングや一部屋をワークスペースとして使っている場合、ラグを敷くことで視覚的に作業エリアを区切ることができます。これにより、集中力が高まり、仕事とプライベートの切り替えもスムーズに。たとえば、ラグの上にデスクやチェアを配置することで、物理的な区切りを感じられるほか、ワークスペースらしい雰囲気を演出することも可能です。
ゾーニングは気持ちを切り替えるために重要なポイントです。たとえ専用の仕事部屋がなくても、ラグを敷くだけで「作業空間」を演出でき、効率的に仕事に取り組む環境を整えることができます。
ラグの選び方とレイアウト
作業スペースにぴったりのラグを選ぶ時に気にかけたいことをご紹介します。
ラグは空間の印象を左右するものなので、サイズ・質感・色味・素材を諸々考慮して選びたいところ。
一般的にデスクは長方形が多いので、ラグも同じ直線の長方形または正方形で合わせると統一感がでてすっきりとした印象を与えることができます。
サイズ
ワークスペース①
推奨サイズ：Large 幅210cm〜
ワークスペース②
推奨サイズ：Medium 〜幅200cm
ワークスペースの広さによりけりですが、部屋全体に敷く場合やデスクと椅子を全てカバーするならばサイズはLargeサイズやMediumサイズがおすすめ。
ポイントは、チェア全てが収まり少し余白があること。配置するデスクのサイズとチェアの出し入れの動作スペースをカバーできる大きさを選びましょう。
チェアは引き出して腰掛けるものなので大きめサイズを選ぶと空間がゆったりします。余白がないと、チェアを引いたときにラグと床との微妙な段差を感じて、気になってしまうことがあります。
質感・素材
チェアの出し入れを考えると、ラグは薄くて毛足が短い方が良いでしょう。
キャスター式のチェアでも動かしやすく、デスク周りのお手入れや掃除も簡単です。
素材は、コットンやポリプロピレンなどが強度が高く薄手で滑らかのものが多いのでおすすめですが、どの素材も問題なく使えます。
テレワーク中も快適に
多様な働き方が広がる中、自宅で仕事をする人が増えてきました。
今回は、作業スペースにラグを敷くことのメリットについてご紹介しました。
仕事部屋にラグを敷くことは、単にインテリアを美しく整えるだけでなく、生産性の向上にもつながります。自分のスタイルに合ったラグを選び、快適で充実したワークライフを目指してみてはいかがでしょうか。