キッチンを構成するモノ選びでは、機能性を重視しがちですが、楽しく過ごせるようなファッション性も欲しいところ。
今回はあなたが過ごすキッチンを、おしゃれで快適にしてくれるラグについてご紹介します。
キッチンラグを敷くメリット
床を清潔に
キッチンは油はねや水滴、食材の切りくずなどが日常的に床に落ちやすい環境です。直接床に汚れが付着すると、落としにくいシミとなり、清潔さを損なう原因にもなります。そこで防汚性に優れたキッチンラグを敷いておけば、液体や食べこぼしがラグで一時的に留まり、後から拭き取りやすい状態になります。さらに、洗濯機で洗えるラグを選べば、いつでも簡単に清潔な状態へと戻せるため、日々の掃除がぐっと楽になるはずです。
足腰の負担を軽減
硬いフローリングやタイルなどの床材は長時間立って作業する際、足裏や腰に大きな負担をかけます。
柔らかな生地やクッション性のあるキッチンラグを用いることで、足元の衝撃が和らぎ、同じ場所に立ち続けても疲れが軽減されます。また、ラグがあることで床面が滑りにくくなり、包丁での下ごしらえや火を扱う作業中にも安心してキッチンに立つことができるでしょう。
冷え性防止
キッチンは換気扇を回す場面が多く、特に冬場には冷たい空気が床近くに滞留しやすくなります。素足で立つと冷気が直接伝わり、作業効率や快適性が損なわれます。キッチンラグは、冷たい空気から足元を保護し、体の冷えを和らげることができます。
キッチンのデザイン性を上げる
キッチンは冷蔵庫や収納が中心となる実用的な空間になりがちですが、キッチンラグを活用すればインテリアを手軽にアレンジできます。たとえば、床やキャビネットの色調に合わせたラグを選ぶと、空間全体に統一感が生まれます。また、明るい色や季節に合わせた柄のラグを取り入れれば、気分転換や模様替えがスムーズに行えます。こうした演出によって、毎日の家事に少し彩りが加わり、キッチンに立つ時間がより楽しいものになるかもしれません。
キッチンラグの選び方
サイズ選び
キッチンラグのサイズは、シンクや調理台など作業範囲をしっかりとカバーできるよう、ある程度の横幅が必要です。
一般的には、180cm～240cm程度が人気で、システムキッチンの幅に合うものを選ぶとバランスよく収まります。また、コンロ前にのみ敷く場合には、油はねや水滴が飛び散る範囲を想定し、そのエリアより20～30cmほど余裕を持ったサイズを用意しておくと、実用面でのカバー力が高まります。
もし長いものを敷きたくない場合はひとまわり小さいミニでも代替できるでしょう。
自分が料理をする位置や動線を考え、必要な幅と長さを確保すれば、汚れをキャッチしつつ足元の快適さもアップします。
キッチンスペースに合わせて適切なサイズを選び、快適な環境を整えましょう。
洗えるラグ
キッチンは汚れやすい場所だからこそ、お手入れが簡単なラグを選ぶことが大切です。洗濯機で手軽に洗えるタイプなら、いつでも清潔さを保つことができます。また、防汚加工されたラグを選べば、液体や油汚れが染み込みにくく、サッと拭き取るだけで手軽にお掃除が完了。
キッチンラグのレイアウト例
【キッチンの空間全体に敷く】
オープンキッチンや横長のキッチンでは、作業スペース全体をカバーするようにラグを敷くのがおすすめです。
特に、180cm～240cmのロングタイプを選ぶことで、シンクからコンロまで一枚でつなぐことができ、統一感のある印象に。
長時間立ち作業が続いても、クッション性のあるラグが足腰への負担を和らげ、快適さが大幅に向上します。
【シンクの前だけに敷く】
シンクの前だけにラグを配置する方法は、水しぶきが気になる方に最適です。ラグが水滴や食材の汚れをキャッチしてくれるため、床が直接汚れるのを防ぎ、清潔さをキープできます。また、足元が冷たい床から保護されるため、冬場の冷え対策としても効果的です。シンク幅に合わせたサイズのラグを選べば、動線もスムーズになります。
【コンロの前に敷く】
コンロの前にラグを敷くと、調理中の油はねや食材の飛び散りが床に直接付着するのを防ぐことができます。汚れやすいエリアをピンポイントでカバーするため、ラグに防汚性が備わっていれば、お手入れも簡単です。コンロよりも20～30cmほど幅が広いサイズを選ぶことで、しっかりと汚れをキャッチし、キッチンの清潔感を保つことができます。
キッチンラグで快適な空間へ
キッチンラグは、機能性とデザイン性を兼ね備えた優れたインテリアアイテムです。床の清潔さを保ち、足腰の負担を軽減し、キッチン全体をおしゃれに演出することで、毎日の料理や家事がより快適になります。
あなたのキッチンに最適なラグを見つけてみては。