MOMO

MOMO

現代美術家


1996年、横浜生まれ。
言葉をモチーフに画面を描き出し、日常の中の隙間や曖昧さ、そこに広がる奥行きを作品として発表している。
子どもの落書きのようなシンプルな文字・言葉の背景には、大人になるにつれて失われた感覚や自分自身への問いかけが潜んでいる。
村上隆主宰「GEISAI#22 & Classic」にてAce Hotel Awardを受賞。
2026年上半期には渋谷駅西口での大型作品公開も控えている。

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Statement

MOMO×RUGHAUS 3D Wall Art


A—Z という記号からはじまり、

「恐れ」と「祈り」を経て、最後にたどり着く「愛」。


まるで人間の成長や心の変化をなぞるように、少しずつ形を失いながら、やわらかくなっていく。

3つの手紙のようなシリーズです。

MOMO -Alphabet-


まだ「意味」を持たない文字の断片。AからZまでのアルファベットは、世界に名前を与えるための最初の道具。しかし、ここに並ぶ線は少し歪んでいて、子どもの手のように震えている。それは、“まだ世界を知らない”純粋な心の動きのようでもあり、「何かを伝えたい」という人間の根源的な衝動そのもの。


MOMO -Don’t be afraid-


重ね書きされた言葉。消され、また書かれる。「Don’t be afraid」というフレーズは、まるで自分自身に向けたおまじないのように繰り返される。線が重なり、滲むように刻まれた跡には、“恐れを抱えながらも生きる”という人間のリアルな震えがある。


MOMO -Like a mama. I love you.-


すべての言葉の根源にある「愛」への回帰。“Like a mama. I love you.” という言葉は、母のような包容と、人間の最も素朴なやさしさを象徴している。最初の“記号”から始まった物語は、恐れを経て、やがて「愛」にたどり着く。