畳とラグでつくる和洋折衷の空間

畳とラグでつくる和洋折衷の空間

畳とラグの組み合わせが合う理由

畳の間にはフレキシブルさがあります。
座布団があればごろんと寝転べる空間になり、文机があれば書斎に。
ちゃぶ台を出せば茶の間になり、布団を敷けば寝室へ様変わり。
年間を通して過ごしやすく、いぐさの良い香りが漂う風流な空間です。

こんなふうに家具に頼らない畳の自由度は和室本来の魅力そのもの。
和室や畳にラグを敷くと今の暮らしとの繋がりを見せ、和室の意匠を無理に変えることなく空間を彩ることができます。
さらにラグのデザインがエスニックな要素を与え空間に遊び心を付け足します。

古きを知り、自分達らしく現代に沿うように空間を彩ることは「温故知新」の精神に当てはまり、
これからの時代にも根付く考え方でしょう。


畳にラグを敷くメリット4つ

畳を保護できる

畳の上に重みのある家具や家電を置くと、畳が凹んでしまったり傷がつくことがあります。
また、キャスター付きのチェアなどを使用する場合、摩擦によって畳の表面が傷ついたり、毛羽立ったりすることも。
これでは畳の寿命が短くなってしまいます。
そこで畳の上にラグを敷けば、畳へのダメージが軽減され、きれいな状態をキープすることができます。

保温性がある

畳は年中ひんやりとしていて、夏場は寝そべると気持ちよいですが、冬は冷たさを感じます。

この冷たさの原因は、和室の床下が畳の換気のため外気が入る構造であること。
さらに畳を敷く下地は、フローリング部分と段差が出ないよう、周りより低めに作られているのが一般的で、その高低差から冷気が入り込んでしまうことも原因です。

昔ながらの和室であれば、断熱性が低い窓や引き戸、障子の隙間などからも冷気が入り、お部屋が冷える一因となります。
冬は特に冷たい空気が下に溜まりがちなので、和室にラグを敷けば、寒さや冷えを緩和させることができるでしょう。

空間作りとして楽しむ

模様替えをしたいと思った時、和室の場合は畳をはがしてフローリングを敷くといった、大がかりなリフォームを行わなければなりません。 しかしラグはデザインやサイズが様々な上に空間の印象を一気に変えることができます。

和室の空間が持つ柔軟性を活かしながら、ラグを畳の上に敷くだけであっという間に模様替えができるのでおすすめです。


畳に合うラグと敷き方

畳に合うラグを選ぶときは3つのポイントに注意して選びましょう。

①通気性がいいもの
②毛足が短いもの
③防ダニ・抗菌加工されたもの

というのも畳は湿気に弱い素材でできているのでラグやカーペットなどで畳を覆ってしまうと通気性が悪くなり、ダニ・カビが好む環境をつくり出す原因になってしまうからです。

毛足(パイル)の短いカーペットやラグだと、毛足が長いものと比べゴミがたまりづらく、湿気も抑えることができます。

サイズは畳がある空間に合わせて選ぶことができます。
空間が広い場合はLargeやMedium サイズを空間いっぱいに一枚敷いたり。
もし座卓があれば、ラグを敷いた時、縦横に十分な余白が出るように敷いてみるといいでしょう。

畳とラグの組み合わせを長く楽しむためにも、定期的に畳に空気を通すことも忘れないようにしてください。
1日5〜10分ほどでもいいので換気を行うと、ダニやカビをある程度防ぐことができます。


和洋折衷でハイカラな空間作り

和室にラグを敷くと和洋折衷の素敵な空間が生まれます。
畳の性質に気遣いながらラグを選ぶ必要がありますが、畳の日焼け防止にもつながり長い目でみると嬉しいことばかりです。
和室の空間を愛でる心があるのは、日本人ならでは。現代的な和室の空間作りをラグで楽しんでみませんか。