インダストリアルインテリアの作り方

インダストリアルインテリアの作り方

インダストリアルスタイルの部屋は、工業的な雰囲気を活かした無骨でスタイリッシュな空間づくりが魅力。しかし、いざ自分の部屋に取り入れようとすると、「家具の選び方や色のバランスが難しそう」と感じがち。この記事では、インダストリアルな部屋作りの基本ルールから、初心者でも簡単に取り入れられるコツまで、分かりやすくご紹介します。


インダストリアルインテリアのカラーパレット

インダストリアルな雰囲気を作るためには、
落ち着いたニュートラルカラーをベースにするのが基本。

  • ブラック(黒):空間を引き締めるシックな印象
  • チャコールグレー(炭色):無機質で都会的な雰囲気を演出
  • ダークブラウン(木材の色):温かみを加え、空間を調和させる
  • オフホワイト/アイボリー:コンクリートやレンガの質感と相性が良い

メインカラーを壁・床・大型家具に取り入れると、統一感のあるインダストリアル空間が作れます。

シンプルなベースカラーに対し、適度にアクセントカラーを加えると、個性的で奥行きのある空間になります。

▶︎アクセントカラー
・レンガレッド(赤レンガ):レトロで温かみのあるアクセント
・ラストオレンジ(サビ色):ヴィンテージ感を演出
・ネイビー/ディープブルー:都会的で洗練された印象
・モスグリーン:ミリタリー風のインダストリアルにおすすめ

クッションやラグ、アート、観葉植物などでさりげなく取り入れると◎。

金属の質感を活かしたカラーを取り入れることで、インダストリアルな雰囲気が際立ちます。

  • スチールグレー:無骨でクールな金属の質感
  • 真鍮色:ヴィンテージ感のある温かみ
  • シルバー/クローム:クールで都会的な輝き

▶ ポイント: 照明や家具の金属部分、ドアノブなど細部に使うと、
リアルなインダストリアルテイストに仕上がります。

【組み合わせ方】
モノトーン×木材(ブラック×ダークブラウン×スチールグレー) → クール&無骨
・ブラック×レンガレッド×真鍮色 → ヴィンテージ感のある暖かみ
・チャコールグレー×モスグリーン×クローム → 無機質な都会的テイスト


空間に置きたいインダストリアル家具

家具

インダストリアルスタイルの家具の特徴は、「素材感」と「シンプルなデザイン」にあります。

  • 金属フレームの家具:ブラックスチールやアイアン、真鍮などの素材を使用すると、シャープでクールな印象に。

  • 木材と金属の組み合わせ:古材やダークブラウンの木材と金属フレームの家具を選ぶと、温かみが加わり、バランスの良い空間に。

  • オープンシェルフ:収納スペースとして機能しながら、ディスプレイとしての役割も果たす。

家具は、使い込むことで表面に風合いが生まれ、より味わい深い雰囲気になっていくのも魅力のひとつです。

照明

照明はインダストリアルスタイルの完成度を高める重要な要素です。

  • エジソン電球のペンダントライト:ノスタルジックな雰囲気を演出。

  • メタル素材のテーブルランプ:無骨な空間に温かみを添える。

  • ウォールランプ:アームの調節が可能なものを選ぶと、機能性とデザイン性を兼ね備えたインテリアになる。

黒やブロンズ、アンティーク仕上げの照明を取り入れると、空間全体に統一感をもたらします。


インダストリアルインテリアに合わせるラグ

ラグとインダストリアルの相性が良い理由

【素材】

ジュートやコットンなどの自然素材は素朴で温かみがあり、無機質な空間に調和をもたらします。

【ヴィンテージラグのすすめ】

使い込まれた風合いや独特の色味をもつヴィンテージラグは、インダストリアルスタイルと相性の良いアイテムです。
重厚なアイアンやコンクリートの質感に、ラグの柔らかさと経年変化の魅力が重なり、無骨さの中に奥行きと人の気配を感じさせてくれます。ひとつとして同じものがない一点もののラグは、個性を加え、自然に馴染んだかのような、こなれた雰囲気を演出します。

他の色味として、ダークグレー、ブラック、ブラウン、ベージュなど落ち着いた色味でも良いでしょう。
無地のラグを選ぶと、インダストリアルスタイルの特徴である素材感や家具の存在感を引き立てるベースとしても活躍します。


インダストリアルインテリアを仕上げる

インダストリアルスタイルにラグを取り入れることで、無骨な美しさを保ちながら、空間に温かみや個性を加えることができます。素材や色、デザインを工夫して選ぶことで、自分らしい表現をプラスしたインテリアを楽しむことができるでしょう。ラグは、機能性だけでなく、空間全体を引き立てる大切な要素です。