そろそろ夏も終わり、涼しげな空間から暖かみのある空間へ少しずつシフトしたいところ。寒い日のことを考えれば、外から帰ってきたとき部屋の中に温もりがあるとうれしいものです。素材や色味によって体感温度が変わるので、季節に合わせたラグ選びが大事。
秋冬に取り入れたいカラーや素材をご紹介します。
秋冬に取り入れたい色
残暑と秋の気配が入り混じり、日々の気温差がある中、家の中で快適に過ごすならファブリックの色に変化を持たせてみてはいかがでしょうか。
一般的に秋は紅葉や黄葉、褐葉を連想させる朱色、黄色、ブラウンなど鮮やかな暖色や深みのある色が人気です。
たとえば夏の涼しげなブルーから、深みのある茶色や紅色を空間に取り入れると暖かい印象に変わり、秋冬のムードを高め重厚感があり情緒的な空間がうまれます。
秋冬はどことなく人も街もモノトーンになりがち。そんなとき空間に暖色系のものを取り入れると気持ちも上向きになる効果もあります。
暖色などの明るい色のラグを敷くことで視覚的にあたたかさが増し、一気に秋冬の雰囲気を醸し出します。
差し色として秋冬の色を取り入れるだけでも空間の印象は変わり季節を感じられます。
温もりが増すウール素材
秋冬といえば洋服やファッション小物はウール素材のものが多く身に纏うと体感温度も一気にあたたかくなると思います。
ラグの場合も似ています。秋冬の場合は保温性のあるウール素材のものが人気です。
もし夏に薄手のラグを使用していたなら、ウール素材で厚手のものへ変えることで空間に温もりが増します。
ラグの毛足が長かったり厚みがあるラグは温度調節に効果的でふかふかと多幸感も。
思わず寝転びたくなる空間ができあがります。
季節によって心地よいと感じるものは変わり、特にラグは直接肌に触れる面積が多いため質感選びは大事です。
RUGHAUSでは素材別に絞り込めるのでぜひチェックしてみてください。
選ぶなら床暖房対応のラグ
秋冬に人気のラグの特徴として「床暖房対応」のラグがあげられます。
非対応ラグと比べた時の優れている点をご紹介します。
床暖房非対応ラグとの違い
多くの人が熱の伝導性の違いだと思いがちですが、二つのタイプの大きな違いは「安全性」で、床暖房対応ラグの方が優れています。
床暖房はあたたかいのですが表面温度が平均20-30度前後上昇し、低温火傷を負うことがあります。長時間地肌を接触させていると危ないので特に小さなお子様や動物がいる場合は注意が必要です。
床暖房の上にラグを敷くことで、床暖房の熱を肌に直接受けずあたたかくして過ごせます。
さらに、ラグの素材や床材のダメージを防ぐことへもつながります。
非対応のラグは熱を伝えにくい造りになっているため、床で暖められた空気が上昇することを妨げ、ラグと床の間の温度が高くなり空気がたまることから床材へダメージを与えてしまう場合があります。素材の性質上、ラグそのものが可変してしまう場合もあります。
このように床暖房対応のラグは、非対応ラグで起こりそうな危険性をカバーしたデザインになっているので床暖房と併用して使うことができます。
床暖房対応ラグのメリット
さらにラグを敷くことのメリットとして、部屋が暖かくなるまでラグの上で足元の冷えを凌ぐことができます。
床暖房はエアコンやファンヒーターなど他の暖房器具と比較して、部屋が暖かくなるまでに時間がかかります。
床暖房を使っているご家庭の中には、部屋が暖かくなるまでは他の暖房器具を使うこともあり、それだと電気代が気になるところ。
肌触りが良く断熱性に優れたラグをリビングやキッチンの床に敷けば、床暖房で部屋が暖かくなるまで足元の寒さを凌ぐことができます。
ラグで始める秋冬支度
日差しの柔らかさや日々食すものから確実に季節が巡っていることがわかります。
毎日過ごす空間を季節の移ろいに合わせていくと、過ごす時間がさらに豊かになります。
ラグの良いところは簡単に模様替えができてしまうところ。
室内空間を温かくしてくれるとともに、視覚的にも楽しませてくれます。
秋冬はどことなくモノトーンになりがちなので、暮らしの中に季節を感じる色を
取り入れたいですね。暖色を取り入れることで空間に暖かさが増し、心までも温かくなることでしょう。
とはいえ大事なことはあなたが大切にしている感覚。
空間作りのセオリーは一度抜きにして、お気に入りの一枚を見つけてみて。