狭い部屋で暮らしていると床に座って作業をすることが多いと思います。
限られた空間でも温もりを感じながら快適に暮らすなら、床のインテリアを工夫することがおすすめ。
例えばラグを敷けば、部屋の印象が変わり、視覚的に広々とした空間を演出することができます。今回は、ラグの選び方と活用法をご紹介しながら、心地よいインテリアづくりのコツをお伝えします。
床暮らしが豊かになる→ラグの魅力→インテリアの流れに直す。画像の差し替えも。
部屋を広く見せるラグの選び方
色
ラグの色は部屋全体の印象を大きく左右します。代表的な色の効果についてご紹介しましょう。
▶︎明るい色(白・クリーム色・淡いグレーなど)
膨張色として部屋を広く見せる効果があり、光を反射して部屋全体を明るく演出します。
▶︎暗い色(黒・ブラウンなど)
書斎やリラックスしたい空間には適していますが、広さを演出するには不向きです。
落ち着いた雰囲気を重視する場合に選びましょう。
デザイン
▶︎シンプルなデザイン:
無地やナチュラルなラグは、視覚的なノイズが少ないため、部屋全体をすっきりとした印象に仕上げます。余計な装飾がない分、床や家具との調和がとりやすく、部屋全体がまとまりのある空間に見えるのが特徴です。特に淡い色合いのシンプルなラグは、光を反射しやすく、部屋を明るく広く見せる効果があります。シンプルなデザインはどんなインテリアスタイルにも合わせやすく、初心者でも失敗しにくい選択肢です。
▶︎円形ラグ:
円形のラグは、その曲線による柔らかなフォルムが視覚的なトリックを生み出し、空間を広く見せる効果があります。また、円形ラグは特定のエリアを強調したいときにも便利です。たとえば、リビングの中心やテーブルの下に敷くことで、その場所をポイントとして引き立たせながら、空間全体を軽やかに見せることができます。
狭い部屋では、小さめの円形ラグを選び、視線を一点に集めることで部屋の広がりを演出できます。
素材
部屋を広く見せたい場合には、コットンやポリエステルなど、薄手で軽やかな素材のラグがおすすめです。これらの素材は圧迫感を与えず、空間に明るく開放的な雰囲気をもたらします。一方で、分厚いラグは高級感や温かみがある反面、狭い部屋では視覚的なボリューム感が強まり、空間が狭く見えてしまうことがあります。軽やかな素材のラグを選ぶことで、部屋全体をすっきりと広々とした印象に仕上げることができます。
部屋を広く見せるラグの配置
Pattern 1
Pattern 2
Pattern 3
ラグと家具の配置の仕方によっても部屋を広く見せる効果があります。
いくつかパターンをご紹介します。
【ソファの前に小さなラグを敷く】
空間にゾーニング効果と統一感をもたらし広く見せてくれます。
【部屋の中心にラグを敷く】
部屋の中央に敷くことで部屋全体が広がったように見えます。
【部屋の形にラグを合わせる】
部屋の形に合わせて全体をカバーするように大きめのラグを敷くと膨張効果を得られます。
狭い部屋の空間スタイル
ここまでラグ単体の選び方をご紹介しましたが、部屋の全体的なスタイルや色彩に合わせることも大事です。
たとえばモダンな部屋にはシンプルモダンラグ、ナチュラルな部屋ならナチュラルラグというようにスタイルを合わせるか、空間にある色から派生しているもの(類似色)を選ぶと良いでしょう。
部屋の壁や家具の色とコントラストをつけるか、それらを同化させることによって部屋の印象は大きく変わります。
空間に足を踏み入れたとき視線が壁よりも床に行きがちなので、印象を左右するラグ選びは慎重にしたいですね。
狭い部屋を快適に見せる
狭い部屋を広く見せるためには、ラグの色、パターン、素材、配置に注目することがポイントです。これらの要素をバランスよく組み合わせることで、部屋全体の雰囲気を劇的に変え、快適で広々とした空間を作り出すことができます。
限られたスペースでも工夫次第で開放感のある住まいを実現できます。ぜひ、自分のライフスタイルに合ったラグを取り入れながら、心地よい空間作りを進めてみては。