おしゃれな夏用ラグの選び方

おしゃれな夏用ラグの選び方

夏が近づくと、床に直接座ったときのべたつきや、見た目の重たさが気になってくる人も多いはず。
そんなとき、頼れるのが夏用ラグ。ただ涼しいだけでなく、お部屋の雰囲気を軽やかに変えてくれるおしゃれな夏用ラグは、インテリアの印象をぐっとセンスよく仕上げてくれます。 この記事では、夏にぴったりのラグの選び方をご紹介。
暑い季節を快適に、心地よく楽しむためのヒントをお届け。


夏こそラグが活躍

ラグと聞くと、秋冬のぬくもりアイテムというイメージを持つ人も多いかもしれません。
けれど実は、夏こそラグが活躍する季節。その理由は、意外と感覚的なところにあります。

汗ばむ季節、素足で過ごす室内はどうしても床のベタつきが気になるもの。
そんなとき、さらりとした質感のラグが敷かれているだけで、足元の不快感がぐっと軽減されます。
さらに、ラグは単なる敷物ではなく、空間のムードを左右する「温度調整役」。たとえば、明るい色や軽やかな素材を選べば、部屋に「涼」を運んでくれるインテリアアイテムになるのです。

季節の変化を装いだけでなく、空間にも季節を取り入れる。
そんな感覚で、選んでみると夏のインテリアがもっと楽しくなるはず。


夏用ラグの選び方

素材

暑い季節のラグ選びでまず注目したいのは、触れたときの気持ちよさ。
肌に直接触れるものだからこそ、通気性と感触がポイント

  • コットン:やわらかな肌ざわりと吸水性が魅力。ナチュラルで清潔感のある雰囲気に。

  • ポリエステル:扱いやすく速乾性にも優れ、夏場のお手入れもストレスフリー。

  • ウール:実は夏にもおすすめ。特にループ織りや毛足の短いタイプなら、湿気を逃しつつ快適に過ごせます。

  • ジュート:シャリっとした質感と高い通気性が特徴。素足でも心地よく、涼しげな表情が夏の空間によく映えます
         自然素材ならではの風合いが、北欧スタイルにもやさしくなじみます。

カラー&デザイン:色味で「涼」を取り入れる

空間の印象を大きく変えるのが、ラグの色と柄
夏には、白やベージュ、淡いグレーなどの明るく柔らかなカラーが、空間を広く爽やかに見せてくれます。
アクセントとして、淡いブルーやグリーンを取り入れると、一気に清涼感のあるコーディネートに。
また、幾何学模様やラインの効いたデザインは、空間に遊び心をプラスしてくれます。

機能面:洗える・薄手・滑りにくい

夏のラグ選びで見逃せないのが、清潔さと手入れのしやすさ。
汗や食べこぼしも増える時期なので、洗濯機で洗えるタイプや、速乾性のある素材がおすすめです。
薄手で軽いものなら、取り扱いや収納もスマート。


暮らしのスタイル別夏用ラグ

【一人暮らし・ワンルーム】
限られたスペースには、明るく軽やかな色味のラグがマッチ。
ベージュやアイボリーを選べば、空間に広がりとやさしさが生まれます。
天然素材やナチュラルな織りのデザインを取り入れると、抜け感のあるシンプルモードな部屋に。

【ファミリー・子どもがいる家庭】
アクティブな毎日には「洗える+丈夫さ」が頼もしい味方に。
汚れが目立ちにくい落ち着いたトーンの柄ものなら、デザインも◎。
防汚加工がされているなら、子どもの食べこぼしにも安心です。

【ペットのいるおうち】
爪が引っかかりにくいフラットな織りのラグがおすすめ。毛が絡まりにくい素材(コットンや麻風など)を選べば、お掃除も簡単でストレスフリー。インテリアの質感を損なわず、ナチュラルに溶け込むデザインが◎。

【来客が多いリビング】
「きちんと見せたい」空間には、上質感のある素材や落ち着いたカラーを。自然素材の風合いが活きたラグを敷けば、空間全体に静かな品が宿ります。ラウンジのような雰囲気に整えれば、来客にも気持ちのいい印象を与えられそう。


夏のおしゃれ部屋は、ラグで完成する

夏のインテリアに必要なのは、「抜け感」と「軽やかさ」。ラグは、まさにそれを叶える名脇役です。
床と家具、そしてラグの色味を同系色でまとめると、部屋全体がすっきり整って見える上、空間の「余白」も際立ちます。

たとえばホワイトとベージュのグラデーションに、植物のグリーンを効かせれば、北欧のような柔らかで清涼感のある部屋が完成。ブルー系のアクセントやリネン素材の小物を合わせれば、夏の風が通るようなインテリアに。

お気に入りのラグと一緒に、夏の気分を味わってみて。


夏ラグで、涼しく心地よい部屋づくりを

ラグは、ただの敷物じゃない。空間の温度やリズム、気配さえも変える存在です。
とくに夏は、肌ざわりや素材感、そして色のニュアンスにこだわって選ぶことで、心地よさとおしゃれの両方を楽しめます。

さあ、今年の夏は足元から。
涼やかで、自分らしい暮らしの風景をつくってみて。