自宅で仕事や作業をすることが増えてきたこの近年、ワークスペースの空間作りにこだわる方も多いでしょう。
ワークスペースにおけるラグのメリット、活かし方をご紹介します。
ワークスペースにラグを敷くメリット
近年、在宅勤務が増えてきて自宅での作業空間作りに力を入れる方も多いでしょう。
取り入れたいアイテムはラグです。一見不要かと思うかもしれません。
あるオフィス設計者は「創造力が求められる時は、適度に心地よく、リラックスできて、頭も柔らかくなるような環境が大切」だと話します。「居心地」を追求するときに役立つのが、ラグです。ラグを敷くメリットをご紹介します。
快適な空間作り
単純に仕事や作業をするなら、実用性の高いデスクとチェアがあれば事足りると思う方は多いでしょう。
しかしあまりにも無機質な部屋だと、退屈になってきたり、気持ちが下がってしまうかもしれません。
無機質な部屋での新しい企画やアイデアを考えるのに適しているとは言えないでしょう。
人は、情報量の8割以上が目から入ると言われます。それだけ、目から入る情報は、影響を与えるということです。
その点、ラグは一枚で空間を操作することができます。一枚敷くことで空間に温かみが生まれ、適度に心地よくなります。
そして時に、ラグの色味やデザインから新しい考えが生まれることも。
作業しやすい環境になれば、仕事も捗るでしょう。
床を保護する
私たちは気づかないうちにチェアの出し入れで床を傷つけています。ラグは床材を守るためのいいアイテムです。
椅子を出し入れする範囲内に敷くだけでも傷つきやすさが変わってくるでしょう。
またデスクは重いものなので床材にあとがつくこともあります。床材を綺麗に保つためにもラグがあると安心でしょう。
ラグがあることで、物を落とした場合でも損傷を最低限に抑えることもできるでしょう。
空間の定義
ラグにはゾーニング効果があります。
もし書斎がなく作業する場所がダイニング、リビング、キッチンがあるワンフロアにあったとしてもラグが持つゾーニング効果を活かすことで「作業する場」として空間が生まれます。
快適に仕事ができる空間作りにラグという要素をぜひ付け足してみてはいかがでしょうか。
仕事用の部屋がない場合でも、ラグを敷くことで「作業空間」が生まれ、自然と気持ちが切り替わります。
騒音防止
チェアを出し入れするときに擦れる音や、物を落とす音は時に周りに響くことがあるかもしれません。
薄い床材であれば階下や隣の部屋へ響いている可能性もあります。
そんな時にラグがあれば音を吸収し、緩衝材になってくれるでしょう。
サイズと配置例
ワークスペース①
推奨サイズ:Large 幅210cm〜
ワークスペース②
推奨サイズ:Medium 〜幅200cm
書斎の広さによりけりですが、広々としたゆとりのある空間であれば推奨サイズはLarge やMediumサイズがおすすめです。
レイアウトするときは、イメージ図のようにチェアを後ろに引いても十分なスペースがカバーされているようにしましょう。
チェアのキャスターがラグの毛足を巻き込むことが心配であれば薄めのラグを選ぶと良いでしょう。
ワークスペースに最適なラグのサイズは、間取りや配置によって異なります。
デスクや椅子の配置を考慮して、ぴったりのサイズを見つけましょう。
ラグの配置は自由度が高く、お好みやレイアウトに応じて工夫できます。
デスクの下に敷くほか、椅子周りに敷いて座り心地を向上させる方法もあります。自分らしい空間を作りましょう。
作業しやすい環境づくり
このようにワークスペースにラグを敷くことで、快適な作業環境を実現できます。
ラグは足元をやさしく包み込み、快適な空間を演出します。また、床面を保護し、騒音を吸収し、空間を明確に定義する役割も果たすので一石二鳥です。