失敗しないカフェ風インテリアのコツ

失敗しないカフェ風インテリアのコツ

自宅にいながら、まるでカフェにいるような心地よさとおしゃれな雰囲気を楽しめる「カフェ風インテリア」。
人気のスタイルのひとつですが、意外と失敗しがちです。
今回の記事では、カフェ風のお部屋づくりでよくある失敗理由とその解決策をご紹介します。


原因①テイストが曖昧

世には様々な種類のカフェがあります。どのようなテイストにしたいのか決めましょう。
好きなものだけを集めていては、統一感がなく、雑然とした雰囲気になってしまいます。
カフェ風インテリアでは、テーマを決め、それに沿ったアイテムを選ぶことが大切です。
テイストが決まればベースカラーも自ずと決まり、部屋全体に統一感が生まれ、おしゃれな空間に仕上がります。
3つの事例をご紹介します。

北欧風

北欧風スタイルは、木材や自然素材を活かした温かみのある空間が特徴です。全体のカラーパレットはホワイト、ベージュ、グリーンなど、自然を感じる色合いです。
シンプルなデザインと柔らかい色使いで、リラックス感を重視した印象に。
家具には明るい木材を使用したテーブルやチェアを選び、観葉植物やリネン素材のクッションを取り入れることで自然な雰囲気が完成します。照明は暖色系の間接照明やペンダントライトを使い、柔らかな光で空間を包み込みましょう。

韓国風

韓国風インテリアは、シンプルでミニマルなデザインと淡い色合いが特徴です。明るいベージュやホワイトをベースに、くすみカラーのクッションや小物でアクセントを加えます。家具はナチュラルウッドや低めのローテーブルを選び、レースカーテンやフロアクッションで可愛らしさを演出。装飾には小さな花瓶やドライフラワーを置くと、温かみのある雰囲気が生まれます。
全体の色味を抑えることで、スッキリとした統一感のある空間を作り上げられます。

モダン

モダンスタイルのカフェ風インテリアは、洗練されたシンプルさが特徴です。直線的で無駄のないデザインの家具を中心に、グレーやホワイトを基調とした落ち着いた色使いで統一します。
ガラスやメタル素材を組み合わせたテーブルや椅子を選ぶと、より都会的でおしゃれな印象に。
壁には抽象画アートを飾り、装飾を控えめにすることでスッキリとした空間を作り上げます。
照明はシンプルなシェードのペンダントライトやスポットライトがよく合います。

ヴィンテージ

ヴィンテージスタイルは、古き良きデザインを取り入れた懐かしい雰囲気が特徴です。色合いはダークブラウン、バーガンディ、モスグリーンなど深みのある色を基調にするとよいでしょう。
家具はアンティーク調のテーブルや椅子を選び、使い込まれたような木材やレザー素材のアイテムを取り入れるとより魅力的な空間になります。
ラグやカーテンにはクラシックな柄を選ぶことで、さらにヴィンテージ感がアップ。また、壁にアートやヴィンテージものの時計などを飾ると、個性が引き立ちます。


原因②床に手をかけない

フローリングをそのまま使用し、彩りを加えないままでは寂しい印象になってしまいます。
ラグは手軽にお部屋の雰囲気を変えられるところが魅力です。決めたテイストに合わせて、ラグを選びましょう。

例えばヴィンテージ風のカフェにするなら、トライバル柄やボヘミアン調のデザインでアクセントを加え、空間を演出できます。
また、ラグのサイズ選びも重要で、テーブルやソファの脚が少し乗るくらいの大きさが空間に馴染み、バランスの良い配置になります。このようにラグを上手に活用すれば、居心地の良いカフェ風インテリアが簡単に実現します。


原因③小物が溢れている

カフェらしさを出すために、様々な小物を置きたくなりがちですが、物が増えすぎてはどこかチープで雑然とした印象に。アートはあなたらしさを表すものがあり、空間のフォーカルポイントにもなるのでおすすめです。

アートを飾る

壁にアートを取り入れることで、インテリアに個性と深みを加えます。抽象画やボタニカルアート、モノクロ写真など、テーマを統一しつつ、自分の好みや部屋の雰囲気に合うものを選ぶとバランスよく仕上がります。

例えば、一枚の大きなアートを飾るとシンプルで洗練された印象に。複数の小さなアートをギャラリー風に並べると遊び心のある空間に。また、インテリアの色調に合わせたフレームを選ぶことで、全体の統一感を高めることができます。

観葉植物を配置する

観葉植物は癒しを与えてくれ、落ち着いた空間作りに最適。
モンステラやフィカス、サンスベリアなどの植物はカフェの雰囲気と相性抜群で、リラックス感を高めてくれます。
鉢選びにもこだわり、ラタンやセラミック素材のデザインを選ぶと、部屋全体の統一感がアップします。
また、高さの異なる植物を組み合わせることで、立体感と奥行きのある空間になります。
部屋の明るさや大きさ、お手入れのしやすさなどを考慮して選ぶと良いでしょう。


原因④照明が合っていない

カフェのような温かみのある雰囲気を出すには、暖色系の電球がおすすめです。柔らかく温かみのある光が、リラックスした空間を演出します。LED電球を選ぶ場合も、電球色やキャンドルライト色のものを選ぶと、自然で落ち着いた雰囲気になります。

ペンダントライトは、カフェ風リビングにぴったりのアイテム。リビングやダイニングに取り付けると、柔らかな光でありながらも、主照明としても十分活用できます。また、ペンダントライトはデザイン性が高く、お部屋のアクセントとしても効果的です。


こだわりあるカフェ風空間作り

カフェ風インテリアは、日本の住まいに簡単に取り入れやすく、自分だけの居心地の良い空間を作れる魅力的なスタイルです。その反面、テイストが曖昧になったり、雑然となりやすいのがデメリット。
今回ご紹介したポイントを参考に、好みのテイストやテーマに合わせて空間作りをしていくとより統一感のある素敵な空間が仕上がります。